初期化ファイル
jr100v2.jarと同じディレクトリにjr100v2.iniというファイル名でファイルを作成すると、エミュレータ起動時にファイルの内容を読み込み、エミュレータの動作を初期化します。
パラメータは次の形式で記述します。'#'から行末まではコメントとみなします。
パラメータ名=設定値
設定可能なパラメータを以下に示します。
system.data_folder
エミュレータがデータファイルの読み書きを行う初期フォルダを設定します。
テキストボックスにフォルダのパス名を入力するか、参照ボタンを押してフォルダを選択してください。
- 設定可能値
- パス名
- デフォルト値
- 無し(カレントディレクトリ)
- 設定画面
- [プロパティ]-[データフォルダ]
system.log_level
ログレベルを指定します。
- 設定可能値
- OFF,FINEST,FINER,FINE,CONFIG,INFO,WARNING,SEVEREのいずれか
- デフォルト値
- OFF
- 設定画面
- 無し
system.automatic_power_on
エミュレータ起動時の電源の状態を設定します。
- 設定可能値
- trueまたはfalse
- デフォルト値
- true
- 設定画面
- [設定]-[プロパティ]-[起動時に電源をオンにする]
system.use_d3d
Direct3Dパイプラインの使用有無を設定します。
- 設定可能値
- trueまたはfalse
- デフォルト値
- システムプロパティ"sun.java2d.d3d"の値
- 設定画面
- [設定]-[プロパティ]-[Direct3Dパイプラインを有効にする]
jr100.extended_ram
拡張RAMの使用有無を設定します。
- 設定可能値
- trueまたはfalse
- デフォルト値
- false
- 設定画面
- [設定]-[プロパティ]-[拡張RAMを有効にする]
display.type
ディスプレイの種類を指定します。
- 設定可能値
- monochrome,green,amber,colorのいずれか
- デフォルト値
- monochrome
- 設定画面
- [設定]-[画面]-[ディスプレイ]
display.colormap
カラーマップを指定します。
- 設定可能値
- "default"または"file ファイル名"のいずれか
- デフォルト値
- default
- 設定画面
- [設定]-[プロパティ]-[カラーマップ]
display.scaling
画面の拡大率を指定します。
- 設定可能値
- 1, 2のいずれか
- デフォルト値
- 1
- 設定画面
- [設定]-[画面]-[拡大率]
sound.volume
音声のボリュームを指定する。
- 設定可能値
- 0から100の整数値(0が無音、100が最大音量)
- デフォルト値
- 10
- 設定画面
- [設定]-[音]
設定例を以下に示します。
#Sat Jul 18 15:19:53 JST 2009
system.data_folder=P\:\\jr100
system.log_level=WARNING
system.use_d3d=false
system.automatic_power_on=true
jr100.extended_ram=false
display.scaling=2
display.type=color
display.colormap=default
sound.volume=0