MPLAB X IDEのSCLでデバッグ(7)

電子工作

PICマイコンの開発環境であるMPLAB X IDEに備わっているデバッグ用のプログラミング言語Stimulus Control Languageを使って、自作のPICプログラムをデバッグしてみる記録です。今回は組み込み関数について。今回で一応SCL文法は網羅したことになるので、次からは具体的なデバッグコードを書いていこうと思います。

組み込み関数

SCLにはいくつかの組み込み関数が備わっています。なおユーザが関数を定義することはまだできません。使える関数を下表に示します。具体的な使い方は一部を除いて説明は省略します。今後デバッグコードを書く中で実際に必要になったら調べることにします。

関数名 動作
accessin(filename, mode, sfr, rewind) ファイルからデータを読み込み、指定したSFRにデータを注入する。
endfile(fileVar) ファイルの終わりを検出する。
file_close(fileVar) ファイルをクローズする。
file_open(fileOpenStatus, fileVar, fileName, fileMode) ファイルをオープンする。
match(inString, subString) 文字列に部分文字列を含むかをチェックする。
now() 現在の命令サイクルを返す。
packetin(inString, sfr, append) UART用の文字列パーサ
random_time(lower, upper, units, seed1, seed2, result) 乱数で時間値を返す。
read() 文字列をパースする。
readline(fileVar, inStr) ファイルから文字列を1行読み込む。
report(string) MPLABのコンソールに文字列を出力する(デバッグ用)。

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