PC-6001

PC-6001とは

PC6001-1.jpg

NECが1981年に発売した8bitパソコン、通称「パピコン」である。キートップが独特の形と色をしている。私がPC-6001に初めてであったのは、中学2年のとき、友人が買ったのを見せてもらったときである。それまで使ってきたパソコンは単音の音楽演奏機能(というより周波数が可変なBEEP音)しかなかったため、PC-6001の3重和音は衝撃的であった。それ以来、その友人宅に通って、楽譜から音楽を入力して演奏させては自己満足していた。

ハードウェア仕様

カタログスペック

CPU μPD780C-1(Z-80A互換) 4MHz
サブCPU μPD8049C223 8MHz キーボード、CMTを制御
RAM μPD416C-3 × 8個 (16KB)
ROM 2564 × 2個 (16KB)
PPI μPD8255AC-5
VDG M5C6847P-1
キャラクタROM? μPD2332C (4KB)
PSG AY-3-8910

PPI: Programmable Peripheral Inteface
VDG: Video Display Generator
PSG: Programmable Sound Generator

オプション

PC-6006 ROM/RAMカートリッジ

本体の右横にあるスロットに差し込んで、RAMとROMを拡張するオプションである。中身は16KBのDRAMと、ROM用のソケットが2個ついている。 中の部品は以下の通り。

  • μPD416C-3 × 8 (16Kbit DRAM)
  • 24pinソケット × 2 (8KB ROM 2個分?)
  • 74LS367 × 2 (Hex 3-State Bus Buffers)
  • 74157N × 2 (2 to 1 Data Selectors)

謎なのは、ROMソケットが24ピンであることである。通常8KBのROM(64kbit)は28ピンあるはずで、24ピンでは4KB(32kbit)のROMしか刺さらないと思う。仕様上は16KBのROMを拡張できることになっているので、何か特別なICが刺さるのかもしれない。現在調査中である。

(2000年11月26日) 図書館でメモリの規格表を見たところ、24pinの64KbitROMは結構品種がありました。どれが使えるのかは後日調査します。

画像ライブラリ

全景

上面カバーを開けたところ

メイン基板

CPUとROM

CPUとPSG

サブCPUとキャラクタROM

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