古パソコンに思う

小学生のころ、トランジスタや抵抗のような電子部品を組み合わせて回路を自作していた頃、マイコンというものがあることを知りました。秋葉原のBitInnで見たTK-80がまぶしかったです。それ以降、まだラジオの製作の別冊だったマイコンBASICマガジンの広告を見ては、欲しいマイコンが増えてゆきました。でもそんなものを買えるお金はありません。小学校3年のときに親に買ってもらったKX-33で音楽演奏しているだけでは物足りず、中学校2年のときにJR-100をまた親に買ってもらい、このときのプログラミング経験が今の私の仕事を決定しました。

以後、高校入学時にPC-8801mk2モデル30をまたまた親に買ってもらい(寛容な両親に感謝)、大学入学時には浪人時代にアルバイトして貯めたお金でPC-9801RX2を買いました。さらに修士課程に入る直前にPC-486GRをアルバイト収入で入手しました。

最近、yahooオークションで活発に古パソコンが取り引きされていることを知り、次々と落札しています。あの憧れだったマシンが手元にある、というのはとてもうれしい。ROMの内容をダンプ・解析し、非公開のルーチンを利用した自作プログラムを作っていたあの頃の思いが蘇ってきて、古パソコンの調査をちょっとずつ始めています。

このページはそのような調査の過程を公開するものです。調べたところから順に掲載していますので、不明部分があったり誤りがあったりすると思います。しかし私の歴史の中での名機を汚すようなことをするつもりはありません。ページ中の不備はどうぞ指摘してください。このページがマイコンの歴史を振り返るための助けになれることを望んでいます。

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